朝田康文

河合塾数学科の専任講師であり、京大即応オープン数学の作成チーフ。
上智大学数学科卒。
2023年3月をもって定年退職。
(文理共に)GOD朝田と崇められている、髭と眼鏡と独特の髪型の先生。

グリーンコース(現役生)では、大阪校で高2医進数学、上本町校の高2ONEWEXインテンシブ、高3ONEWEX京大文系数学、京都校の高3ONEWEX京大理系数学とかなりレベルの高いクラスを担当。大学受験科でも大阪校の医進エクシード、文系エクシードと東大京大コース(1K、2K、K3、K4)、上本町校の京大文系コース、京都校の医進クラス(AJ)と最上位クラスを中心に担当。またマナビスの映像講座も一部担当している。

テキストに目を通すスーパーバイザーでもある。一部基本事項を執筆していた過去も。
毎年テキストの一部の小問誘導や大問そのものに訂正の申し出をしているらしいが、聞いてくれていないらしい。

90年頃は現在SEGの古川先生とともに東大専門の校舎である駒場校の文系数学を担当していた。
他の上位講師に比べて、問題そのものの解き方や考え方に終始している感じがする。1から丁寧に説明してくれるので分かりやすい。とは言っても、本当に基本的なところは分かっている前提で、かなり高尚な内容も展開される。
特に配られる補充問題のレベルが高すぎる時がある。にもかかわらず、師は「易しかったかな?ゴッメ~ン!」と煽り(?)をかけてこられ、和やかな(凍りついた?)雰囲気が漂う。配布プリントは、授業に関連しており、そこまで高くはないと思う。
例:整式の加工の仕方、鳩ノ巣原理、転換法、評価の着眼点など。

コンパクトに議論することを心がけている。追加問題は京大向けの問題が多い。誘導のついた問題の解説のときも、誘導が無くても解けるように指導されるので、京大を意識しているのがわかる。記述はやや危ういところがたまにある。(板書量の調節や理解のしやすさ重視のためだと思われる。)
飛び道具(包絡線や外積など)は基本的に使わず、減点されない穴のない解答をされるが、理系志望の講義では時間のある場合は説明することもある。その場合も積極的に使うことを推奨はしない。また、パターンにして学習すること(例えば、絶対値の処理や、有理数の文字の置き方など)を嫌っている。(その都度考えることをしなくなり、思考の停止に陥り、罠にはまってしまう危険性がある為。)

板書の字はやや小さいか。とても可愛らしい字を書く。また、緑のチョークの使用頻度が高い。ノートをとる際には緑色→赤ペン、黄色→青ペンと対応させて書くと良いだろう。
言動が非常に謙虚な先生であり、質問対応も良い。いつもニコニコしていらっしゃる。英語の中尾師いわく、「観音様」である。非常に低レベルな質問にも丁寧に答えてくださるので、数学が得意でない生徒にとっては神。ちなみに質問対応の時には講義時とは異なりタメ口になる。

先生の雰囲気からかハイレベルな授業であっても、授業は穏やかな雰囲気に包まれることが多い。しかし、数学に苦手意識を持つ人からすれば、先生の求めている基準は時々高いように思うかもしれない。
難しめの問題でも丁寧でわかりやすく、また突飛でない普通の発想で問題を解き、「予備知識」として関連知識やテクニックも教えてくれる。また、テキストのあまり解説が必要のないと考えた問題はプリントにし、特に重要な問題を重点的に解説してくれる。

他の問題にも通用するように、利用価値の高い解き方を中心に提示してくれる。公式を駆使する解き方ではなく、原点(公式の成り立つ出どころ)から解く、穴の無い解き方をされる。多くの受験生が分かっていないであろう部分や、盲点になっているところ(本質的な部分)をついてくる授業なので、数学の出来る生徒にも新しい発見がある。噛み砕いて説明してくれる為、わかりやすいからといって予習を放棄するようになっては実力は伸びないことは肝に銘じよう。あらかじめ自分で解答を作成した上で講義に臨み、先生が提示された解答と比較をして、解けた問題でも自分の答案に固執することなくより良い解答を作成できるように心がけるとよい。

また、問題においても本質的な部分を説明し終えると
「僕もうこの問題解けたと思ってるんですぅ~。だってさあ~」
と言って重要な部分がどこであったか、またその内容を詳しく説明してくれる。その後の重要でない、計算などはプリントにまとめてくれているので、無駄がない非常に内容の濃い授業となる。また、プリントには適宜、解説した事項を試すための例題を載せてくれる。普通の発想で解くため数学の得意な層は森井先生支持が多いが、朝田先生を好む人も多くいる。エクシード医進では得意な層も含めて(暴走した)朝田先生の支持者が圧倒的に多い。理系の生徒で京大理系数学の講習を朝田先生で受けるために大阪から京都校まで行く者も毎年いる。特に数学IAIIBの範囲の指導が上手い印象。基礎シリーズに重宝する。完成シリーズには理解している生徒にとっては同じ説明が多いので賛否あり。それだけ基礎シリーズの説明に全てが詰まっていて十分ということである。

師の特徴を一言でまとめると、構造を端的に掴む、に集約されるであろう。数学の基礎力が、公式運用や導出だけではなく、構造を掴むことでもあることを非常に重視していらっしゃる。

医進エクシードでは師の授業が週に2コマ(完成シリーズは京大医進のみ2コマ)あり、授業のスピードはかなり早い。易しい問題は手書きの答えを配って終了し、追加問題を扱う(理系数学演習Tでは1講で2講分進み、次の講はテストゼミを行う)。あの森井先生よりも速いという生徒までいるほど。
なお、追加問題は一部師の参考書からの抜粋。かなり昔のものだが、今でも十分通用する。
エクシード文系に関しては東大は週1、京大は週2の模様(以前は東大は週2コマ、京大に関しては3コマもあった)。大阪校のEGEVと1Kの数学1Tが同じ時間で、1Kの方が朝田先生担当のためにEGEVからの潜りが発生していたそうだが、朝田先生直々に注意が入ったらしい。

大竹先生に次ぐ関西地区数学科の重鎮。大竹先生とともに河合塾◯リオブラザーズと称される。

高校生のときは音楽(ジャズ、ロック等)が好きで毎日聞いていたらしい。映画も好きで毎週のように見に行っていたらしい。今でも映画監督をやってみたいようだ。

旅好きで、高校生の夏休みには自転車やヒッチハイクを駆使して様々な場所に行っていた。今の雰囲気からは想像できない。

解答の際の、記述の説明がやや少なめであり、数式の羅列が少し多い感じがする。師曰く、後で見直したとき用に分かりよくするため。

新型コロナウイルスの影響でマスクが必須となっていた時は、当然師もつけていらっしゃったが、汚れをあまり気になさらないようで、チョークを触った手でそのままマスクを触ることもあり、マスクがチョークで汚れていた。(特に黄色と緑)。最終限などには特に顕著であった。

2023年度夏期講習において、京都校に代講(京大理系数学)として出講なさった。かなり希少な事だと思われる。

2024年度現在でも京大理系数学の解答速報を担当されているので、講義は担当してないものの、河合塾に籍はまだある模様。おそらく京大オープンや各種テキスト作成アドバイザーなどに携わっている様子。

2024年現在、英語科木下先生の塾に数学講師として出講されている模様(詳細はXを確認)。

口癖が多い。
「そうしましたらねぇ~」
「い~い?」
「えっかな?」
「よろしいか?」
「エエッスカ?」
「あっ、ダッメ~?」
「あっ、ごっめ~ん」
「あっ、ちゃうかナァ~~?」
「あっ、もう終わりました~~♪」
「これはもぅねえ言うまでもなくぅ」
「もう文句な~し~にぃ」
「あぁぅ もうわけわからんねぇ~」
「計算好っきやなぁ~って、あっちゃうかな、、、」
「あっ、滑ってますねぇ、、、いいかな、、」
「みんなベタになってるからね~」
「忘却の彼方やね~」
「また失礼なことを...」
「あ、また滑った~?」
「病気やね…」
「(板書にミスを見つけて)ああ※●☆、みんな冷たいねぇ…誰も教えてくれへん…」
「(板書にミスを見つけて)あっ誰も言うてくれへん…孤独やね…」
「(板書のミスを指摘されて)ありがとん♪ 孤独やなかったね…」
「目的はっていうと、」
「じゃぁ次いくよ~」
「もうこれは易しすぎるしねぇ~、プリントにしましたぁ~。」
「みんなのノートを見なくても、大体分かるんです。」
「これができたかどうかは、ボク関心あるんです。」
「まぁ、勝手ですけど、」
また、本人曰く基礎シリーズだからといって基本事項を疎かにしたくないらしく、何かと生徒に知識の確認を取る際に「もしかしたら失礼なことを聞いてしまうかもしれないけどごっめんね~」というセリフから始まり、基本から応用まで幅広く知識を総ざらいで教えて貰える。
最近友達からCDを返してもらえてないことを思い出したらしく、たまに授業の中で愚痴を言っている。

  • 最終更新:2024-03-03 23:24:31

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