中尾悟
近畿河合塾が誇る英語科Big4の一人であり、あの「英文読解の透視図」の作者の一人。
東京大学卒。また上智大学大学院でも教鞭をとられている。ちなみに兄は京医、姉は理3の天才である。(真偽不明)
2023年3月をもって退職。
東大系・京大系の授業を主に担当する。東大オープンのメンバーでもあり、大問1A,2,5担当。元英文解釈/読解T作成チーフ。全統記述模試 大問4.5担当。
全統マーク模試の元チーフ。
5年前まで神大オープンのチーフをしていたが島原先生に譲ったらしい。東大模試の作成は問題が的中した時に河合塾側からもらえる30万円を目当てに続けているそう。師曰く、「守銭奴・中尾」である。
解釈、読解系ではあの刀禰先生と(エクシードコースを始めとした上位層の)人気を二分する。中尾支持の方が多く感じる。
上位の大学志望のクラスを数多く担当しておられ、大学受験科では、医進館の50Aの英文解釈/読解T、大阪校のK1(1K)、K3、EC/ELの英文解釈/読解T、ECの東大系統講座、EG/EVで英文法・語法T、1K/2Kの京大英文解釈を担当。2019年度より医進エクシードの英文法・語法Tを担当して欲しいと教務に頼まれたが断ったらしい。(本人談)(木原講師にとって代わるのは不可能に思われるが、、、)
2021年度はEG/EVの英文法・語法Tの担当を外れる代わりに、神戸三宮校プレミアム東大・京大の長文総合英語T/東大英語の担当になっている。
2018年度は医進館のハイレベルコースで??の英文法・語法*も担当していた。
グリーンコースでも多くのハイレベルな授業を担当。特に、高2ではかなりレベルの高い学生ばかりが受ける授業(『ONE WEX英語(中高一貫)』)を受けもっている。他に、大阪校で高1医進英語、高3OW京大英語なども担当。(大阪校のOW京大英語には刀禰先生の担当もありここでも人気を二分している。)
神戸三宮校では、高3ONE WEX東大英語を担当し、少人数で受けることができる。また、講習ではセンター英語も担当する。
かなりロジカルでテンポ、メリハリの良い、スピーディーな授業をなさり、論理的な解説は特に理系の人にマッチしやすいように思われる。とても情報量の多い授業である。特に英文解釈の授業では、他の講師の追随を許さない。
急いで書くからだろうが、板書の字は汚め。もはや何を書いているかわからないが、説明をしっかり聞いていればわかる(慣れると全く気になることはない)
文章を読んでいきながら構文をしっかりとり、必要があれば発音や単語に関することもその都度説明する。 その際は、プリントを使う。
英文解釈Tの授業プリントは、その文章におけるポイント(構文解説、その文章の内容に関する問題、サブテキストの構文の対応箇所など)をすべて抑えていて、復習時には非常に役立つ。特に語句欄は、英文中に出たのに加えて、cf. として関連語句や別の意味、東大京大などで出題された例文の訳などを書けるようになっていて、本当にためになる。この語句欄は師が授業中に口頭でおっしゃることをメモする形式である(適宜板書することもある)。聞き漏らしたりした場合は授業後に聞きに行けば丁寧に教えて下さる。
師の英文解釈の授業は、プリントには書ききれない程板書をなさる。プリントに書き込んでもいってもよいが、下線部だけノートやルーズリーフに写しておいた方が復習しやすいと思われる。
ヒジョーに情報量の多い授業なので、少しでも気を抜くとつぎの説明に移ってしっていることがある。その場で理解しようとせずにメモをとりながら授業を聞くことをおすすめする。
大抵の英語科講師は、名詞節・名詞句は丸括弧で、副詞節・副詞句は三角括弧で…と、品詞別に書き分ける講師がほとんどであるが、師の場合、句はすべて(品詞に関わらず)丸括弧で、節はすべて三角括弧でかき、節の中に節が入り込む場合は四角括弧を使用する。これに慣れると、前者で構造把握するよりも早く構造を捉えることができるようになる。
師の英文解釈の授業を受け続けることで構文把握、英文和訳に関しては圧倒的な自信がつくことは間違いないだろう。実際、師のお陰で点数が上がる生徒が毎年たくさんいる。
師は全訳をして復習することを推奨なさっており、添削もしてくれる。(本人曰く週に400枚添削している。)添削は割と厳しめ。できていると思っているところで訂正されていることがよくある。
完成シリーズの英文読解Tでは、京大の問題をテキストの問題から原題に差し替えてじっくりと授業をする。それゆえ若干遅れがちである。
またECの東大リスニング英作文の授業では、他の先生方が隔週でリスニングと英作文をするのを、師は一コマ内で両方する。しかもレベルがめちゃ高い。密度も濃く、常に集中しておかなければならない。師がリスニングの準備をするほんの数分も、文法問題をすることで無駄にしない。この文法問題は非常にいい問題でとても力がつく。
授業中雑談はよくする。
特に医進クラスでは医学部、医者についての雑談をよくする。親族全員医者だそう。(父親は理2)
よく優秀な生徒を雑談に出す。ただ、時々間違った情報を平気で話すのでどこまで本当か分からなくなる。(去年後期で阪大医学部に通った生徒の話をしていたが、3年前に廃止されていた。)
日本語、英語、共にボキャブラリーが豊富で、講師陣の中では、トップクラス。授業中に、生徒のやる気が沸き上がってくる言葉や、厳しい言葉を口にする。質問対応も素晴らしい。質問が終わるときも、やる気がでる言葉をかけてくれる。非常に生徒思いの先生で、名前を覚えてくれる数少ない先生。オープンの結果やマーク模試の結果をみておられる。CDや参考書を生徒に貸してくれたりもする。
「(浪人の授業にて)あなた方が頭がいいのは、分かってます。でも、何かまずかったから、ここにいる。それを探ること!」
「常に、英単語帳は携えて、…(以下略)完成シリーズが実り豊かなものになります。」
「『予習をしない』というのは、『入試を放棄した』ということです。」
「いい大学というのは、君らにとっての第一志望であるということ。そこは世間が何と言おうと絶対にいい大学!!」
「河合塾は日本の三大塾の1つですよ!慶應義塾!津田塾!河合塾!3つ目には行きたくない。(生徒)(笑)」
「いいですか、あなた方は「今年が最後」ですよ。来年には必ず医学生になってくれ!」
「いいですか、今年は全入ですよ!」
「今年はまんがいつ(万が一)のこともなくして、きちぃーっとやってくれ。」
「大学入れば、こっちのもんです!」
「君たちは世界に羽ばたいていくんですよ!」
医進クラスの授業の時には、行かないけど私大医学部を受験する(いわゆる力試し)のことをよく「力の証明」と言う。
またこの時よく某S台のキャッチコピーを引き合いにだす。
「諸君らの中には大阪医大などを受けて、『ここ受かれば一応国公立の合格も見えるだろう』といういわゆる力の証明をする方も多いでしょう。でももし私立にしか受からなかったら次の年ここ(河合塾のこと)に来る方もいらっしゃいます。やっぱり『第一志望は譲れない』んですね。(生徒)(笑)」
口癖は、「予告のtheッ」「最寄りのtheッ」「the予告ッ」「(節をここで)切っちゃう」「(ここはこういう風に)なっちゃう」「はい書いて」「はい次。」「い~い?」「はいおぉぉぅきくマーク。」「ひじょぉーに優秀で」「構文番号○○番」「いぃじょう」「ええかぁー?」
発音もおしゃれ。
what→ウォッツ
to→ツッ!
too→ツーッ
too~to~→ツーツッッ!
often→オッフットォン!
Even→イェーヴン!
お年の割に服装はとてもオシャレで、女子生徒からの人気も高い。スカーフを巻いていることも。
校舎外ではとても派手なサングラスをかけていらっしゃる。とてもかっこいい。
また、刀禰先生と仲が良く、講師室では笑って話をする姿が度々目撃されている。
かつて、横浜校に出講していた頃、講習で刀禰先生と同じ講座を担当しており、人気を二分したほどの実力である。現在でも大阪校で同じ講座を担当する事があり、やはり人気は二分している。
刀禰先生のことは「刀禰さん」と呼び、サトリンのことは「サトリン」と呼ぶ。しかし中村素和先生のことは「中村素和」と何故かフルネーム。(素和さんとも話していた)しかし直接会話するときは中村さんである。
ちなみに年齢は上から中村先生>中尾先生>刀禰先生>川口先生。
中尾先生と刀禰先生は同期だが、年は中尾先生が一つ上。
(二浪院卒の刀禰先生より中尾先生が年上なのは、中尾先生がイギリスへの長期留学、大蔵省官僚、外交官、牧師、大学教授、夜間学校講師、駿台講師、鉄緑会SA講師、Route H(現役で海外トップ大学を目指す進学塾)講師、青年海外協力隊、と多くの人生経験を積んでから河合塾講師になったことが理由であるのは言うまでもないが、全て嘘である。)
師の大学時代の同級生に、二回生で司法試験に通ったものの現在路上でダンボール生活を強いられている破天荒な者がいる。
恐らく、西村経済再生相と同級生。(しかし、西村大臣は2020年9月現在57歳なのに対し、刀禰先生は既に還暦を超えている模様)
よく関東に行くことがあり、軽井沢に行く時は高速道路で200キロを出すらしい。学生時代に医師免許取得に成功しておりさらに司法試験に合格している。
「叩き台の中尾」という異名をもつ。(自称)これは東大の解答速報の際、師がまず解答を作り、それを他の先生が批判し訂正するためである。本人曰く「要約なんて10点中2点と言われた。」
以下、本人談
母親は神戸高校の校長で、塾には絶対に行かせてくれなかったそう。師は子供の頃、母親から赤ずきんの話を聞かされて泣いた(nothing but tears)その理由は核家族で、おばあちゃんが1マイル離れた場所に住んでいるのが可哀想で、一緒に住んでいれば食べられなかったからである。また、中学校の初めの授業参観で、3分の1を0.333…インフィニティといい、母親にこっぴどく怒られたらしい。
また、師の母親はあの小説家・村上春樹氏に英語を教えていた方であり、その影響もあってか師は彼の大ファンで初版本は全て持っている。母親の葬儀に村上氏が訪れた際、サイン欲しさに彼の本を大量に持参し、父親に呆れられたらしい。
- 最終更新:2023-02-03 02:00:55