木下陽介

「さぁ、今日も頑張っていきましょう。」

その人柄に数多くの者が魅了される、河合塾英語科・最人気講師の一人。
京都府出身。大阪大学経済学部、同大学院経済学研究科前期博士課程卒。
Twitterアカウントは、https://twitter.com/@kinoshita_ysk (受験生を応援するツイートをよくされているためフォロー必須)。
「音声ダウンロード付 大学入試世界一わかりやすい英文速読の特別講座」の著者である。
1979年度生まれ、英語科の佐野先生と同い年の43歳である(2023年9月現在)。既婚。
愛称は「きのぴー」。王子または教祖と呼ばれることも。

医進館、大阪校、上本町校、京都校に出講。
現在は高槻教室、西大寺教室、八木教室には出講していない。
2022年度に京都で英語塾を立ち上げた。京都という土地柄、医学部志望生が多く在籍している模様。
マナビスでは上位国公立大英語、読解レベル1の講座を担当している。
東大、京大、医進、一橋大、阪大、神大、他国公立大、早慶、関関同立など幅広いレベルのクラスの授業を担当。
テキストレベルなどもT✳︎無印と幅は広め。
大学受験科では主に英文解釈/読解(T)や英語表現(T)、英文法Tなどを担当している。
2021年大受の基礎シリーズでは長文T、長文、解釈T、解釈、表現Tを担当。
阪大英語を多く担当。大阪校にて阪大外語ゼミを担当。
エクシード文系 英語表現T(2019~2020、2023)
エクシード文系 長文T(2021、2022)→2023年度は佐野T
エクシード理系 英文法・語法T(2018~2020)
エクシード理系 表現T(2021~)→2023年度からは刀禰先生
エクシード理系 解釈T(2023~)
をそれぞれ担当。
近年大阪大学や神戸大学の他に、東京大学の英語についても研究されており、2019年度より京都校のONE WEX東大英語を担当している。

代ゼミが崩壊の際、代ゼミの講師と一緒に河合塾の教員採用試験を受けにきたらしく、中尾先生曰くその際優秀だったのは木下先生だけだったのこと。

大学時代はフォークソング部に入っていた。ただ大学時代の青春の大半は家庭教師だそう。その家庭教師の仕事を含め、現在までずっと先生であるらしい。が、大学院におられた時、短期留学資金の調達のため一度だけ工事現場のバイトをされて、お尻を蹴られた。
そのバイトの際に弁当を買って来るように頼まれ買ってきたものの「米におかずの汁がかかっている」と怒られた、ということらしい。本人曰く「食えるやん。」
この話は師の持ちネタの一つである。
経済学部出身だからか雑談では時折株に関する話や某大手企業の社風の話や飲み会の雰囲気、稼げるもののかなりブラックな職種の話などさまざまな経済に関する話がなされることもある。

基本的には標準語混じりの関西弁で話される(おそらく京都弁?)。生徒に話しかける際も敬語が混じる。丁寧な印象である。

かわいい。
やさしい。
おもしろい。

授業は主にオリジナルのプリントを用いて行う。左に英文、右に和訳例が乗っていて、授業の内容が書き込めるようになっていることが多い。これらに予習で躓いた箇所などを授業内や復習の際に書き込んでおけば、シリーズが終わる頃には自分だけの復習プリントが出来上がるので是非とも上手く活用されたい。
動詞などの重要項目をまとめたプリントが稀にオマケで配られることがあり、こちらも便利で高クオリティ。
解釈の授業では英文そのものにかなり共感し、いつもにこにこしておられる。

英語表現の授業ではまず基本文例の解説から始める、その後演習問題について解説するスタイルを取る。基礎シリーズの間は日本語をそのまま訳した英文を紹介してくれるが完成シリーズになると、文から読み取れる映像を元にしたり、形を意識した書き方をなさ英文を書くため、かなり授業の難易度が上がる。生徒が添削をお願いした内容のレベルが高ければ授業で紹介することがある。
師は成績が上がるのはその勉強が楽しいと感じることであると語っており、そのため授業では他の講師とは違い、英語の勉強が楽しくなるような指導をされる。
始まる際に「さぁ、〇〇(講座名)ですね、うん頑張っていきましょう」と確認を取る。
板書やプリント、話し方を含め、授業スタイルは明瞭で分かりやすい。生徒をよく見ているためか、前列の席は師と非常に目が合う。

Tテキストをはじめとする上位クラスでは+αのテクニックから取りこぼしがちな基礎項目までを幅広くかつスピーディに、中位~のクラスでは比較的ゆったり丁寧に授業を展開される。いずれも生徒の進捗や理解状況に合わせその都度進度を調整なさっている。生徒が書いているところをしっかりと見ているので、緊張する。
理解度チェック等のために目を瞑った状態で挙手を求められることがある。恥ずかしがって手をあげない生徒が多いと残念そうな顔をなさるので、できればきちんと挙手しよう。
以上のことより英語が苦手な生徒にとっては有難いとの声も多い。一方、上位層からはゆっくりだ、レベルが易しいという声もある。

授業の合間には休憩として小話コーナーがある。師の話はバラエティーに富みユーモラスで為になるので、聞いているうちに師の話にどんどん引き込まれていく。
小話のパターンは主に2つに分けられる。
1つは英語の勉強方法の紹介。とても為になる。
一例として、単語を接頭辞などに分けて覚えることを推奨している。さらに語源で覚えることも推奨されている。ロングマン英英辞典などを用いた単語の意味を覚えるのは少し否定的。理由は英英辞典は受験生が理解するにはレベルが高すぎるからそう。また、単語の覚え方なども指導があり、そのやり方を毎日欠かさず受験まで続けた人の合格確率は100パーセントだとかいう。ただ、実際に最後まで続くのは1パーセントだそう。
もう1つは師が語られる人生論。教祖たる所以である。
熱くなれる、受験に対するモチベーションが上がると評判。しかし話しているうちに師自身のテンションが急上昇し、聞き取れないほど早口になるため、それが唯一の欠点といえる。
人生論に関する話は本当に素晴らしく、講演会を開いたら金を払ってでも聞きに行きたいほど。そんなありがたい話を聞くうちにファン(通称:信者)になる生徒多数。
最近では自身が経営している塾生や講師に関する内容や自分が経営者になってわかったことなどを小話として話す。
また、完成シリーズ末の小話の時間、数回にわたって、過去の生徒が師に送った手紙を師自身が朗読する「お便りコーナー」が行われることがある。過去の受験生たちの波乱万丈エピソードには、全受講生が感動する。

質問対応は丁寧であるが、授業とは違いテンションは低め。だが他の先生があまり言わないが生徒がわかってない基礎を丁寧に教えてくれる。生徒一人一人に寄り添った親切な対応が魅力。そのため生徒からの評判はよい。講習ではよく締切講座が出る。
さらに英語や進路だけでなく、人生相談や悩み事を聞いてもらいに師に会いにくる生徒の数は他の先生よりも群を抜いて多い。師の包容力が垣間見える。
その人徳ゆえ、生徒のみならず、多くの講師からも慕われている。その一人、慎先生は「オーラからして違う。もういい人すぎて……。」と目を細める。
→実はこの話のミソは、慎先生も人格者だということ。お互いに心やさしい先生どうしの交流の話が、生徒の心をつかむ。
同じく英語科の香川先生は師のことを「敬愛する先輩であり、ライバルであり、お兄ちゃんのような存在。もはや人を超えてる。癒しの場所。プレイス。」と語っていたことがある。過去にはTwitter上で、師を崇める香川氏と困惑気味の師本人、2人の微笑ましいやり取りが見られたことも。2人の仲良しエピソードについては香川氏のwikiページも参照のこと。

木下師の信者は師に褒められる喜びを味わうため、出来のよかった模試を見せに行く。成績に表れていなくても、がんばっている人にはかぎりない応援を送ってくださるのが師だ。
反対に、気の抜けたまま人生を過ごしている者には厳しい。勉強せず遊び呆けている河合OBの大学生を叱ることもあるという。"大学は自分の好きな学問などを学ぶために行くべき場所"という信条を掲げているためである。
学歴至上主義の考え方に苦言を呈されることもあり、生徒には常々「自分が本当にやりたいこと、学びたいことができる大学に行きなさい」と指導なさっている。

そんな師のポリシーは「真面目で、情熱的でありなさい」。
なので師の受講生には真面目な人が多い。そんな生徒たちの夢は必ず叶う、ともよく仰り、生徒たち一人一人を非常に愛しておられる。師に信頼をおいて勉強に取り組んだ結果、納得のいく受験ができたという人は数多く、受験終了後も多くの感謝の声が寄せられる。

◇余談、小ネタなど

・服装のセンスが若め。ゆえに遠目で見るとそのへんの大受生と区別がつかない時がある。

・手足が細くすらっとしたモデル体型。猫背気味。

・絵が壊滅的に下手。ある意味味がある。なぜか動物の絵には眉毛が描かれていることが多い。

・可愛すぎてホモになる生徒続出…らしい。

・師の熱狂的信者であり教え子である生徒が師の勉強のやり方を全て実践し半年間で偏差値を50上げた伝説を持っている。師曰く、その子の勉強量と熱量は狂気じみていたらしい。師の有名な自慢話のひとつとして知られている。

・前の塾で塾講師をしていた際に、勤務時間外で机運びを手伝ってくれたアルバイトの時給を500円上げたことがある。そのアルバイトは給料の明細を見て硬直したらしい。

・実は元々理系出身だった。数学は出来たが物理が出来なかったことが文転する理由だったそう。別宮先生のような物理の先生と出会ってたら良かったと授業中に言っていたこともある。

・師は過去一度だけ、自分の授業を忘れてしまったことがあるらしいが、その理由は、ドラクエをしていたからだそう。

・wiki冒頭で紹介した本の執筆期間はなんと2年半だそう。持って行くと快くサインを下さる。その時にひとことも加えてくださる。
現在は発行されていないが、フリマサイトや古本業者のサイトなどで比較的簡単に状態のいいものを手に入れられる。
ちなみに本人いわく、英語速読部門の参考書で売り上げ1位を記録したらしい。

・師によると2022年度の阪大2次試験の英語で師の講師人生の中で初めて予測問題を的中させたらしい。その問題は冬期直前講習において生徒たちに配布していた(合格率57%)。

・一度、百連勤をして死にかけたらしい。

  • 最終更新:2023-10-11 01:36:22

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード