木原史

史は「ふひと」と読む。現在の容姿は講師紹介の写真とまるで違うので、初見ではビックリすること間違いなし。ほのかにタバコの渋い香りがする。
2023年度現在、エクシード医進の長文のみを担当。
イギリスロンドン郊外、ニューマーケット市出身。競馬種で有名な土地である。師はこの地で15歳まで過ごされた。要するにネイティブスピーカー。アメリカ英語、イギリス英語の他にも、カナダ、オーストラリア、シンガポールといった地域の英語を使いこなせる。
東大理学部卒及び京大経済学修士。やたら数学や化学に詳しかったり、経済用語に優れている(勿論全て英語)。
大学時代はロンドン大学に留学されていた。その関係でケンブリッジ英検の面接官を三年間務めていらっしゃったが、試験の評価方法と運営に不満があり、退職なされている。
現在は大学講師を務め、英語のwritingと留学生相手に日本語を教授されている。過去にはコロンビア大学で留学生受け入れ組織のメンバーであった。
自身の会社も経営されている模様。
昔は授業で様々なパフォーマンスを披露されていたようだ。今でもプライベートでは十分パフォーマーである。師なりの哲学があって、コミュニケーションを構築されている。詳しくは質問で引き出してみてほしい。

授業では、英語が使えるようになることを主眼にされている。そのため、文章における話者の意志に頻繁に言及される。この説明のために、時制(相(アスペクト特性)を含む)と助動詞は高校では聞き慣れない、言語学に即した解説が行われる。他の分野でも、受験生の枠組みではなく、日本人の英語学習者の枠組みに向けての解説がなされる。
ただ英語を覚えるだけでなく、深く理解のなされた自動化を目指すため、受験生にとっては合わない者もいるだろうが、将来的な英語の運用力をつける点では近道である。事実、授業中に何度も言語習得論に言及される。

ちなみに、先生によると高校検定教科書レベルの英語を使いこなせる学生は、京大の上位中の上位の一握りしかいない。毎年3名ほどしかいないそう。京大の英語の授業は評価基準が存在し、教員全員でこれを確認するため、学生の様子には気を配っているようだ。

師の提唱する学習法を記しておくので、参考にしてほしい。
自動化とは、時間をとることなく情報にアクセスできたり、合理的な推論を行える状態のことである。英語で言えば、時制、冠詞、指示語、法助動詞を適切に運用できることである。そのために、精読をした長文の多読を推奨なさっている。
精読は、時制、冠詞、指示語、法助動詞の当該文章においての文法的説明が行えるように読むことである。なぜ進行形なのか、完了形の区間、なぜaなのか、なぜoneで受けているのか、なぜ法助動詞が過去形なのか、といった点に注意を払って読む。
多読は、以上のように精読した文章を600,000words読むことである。参考までに、高校3年間で60,000words、河合塾の大学受験科の1年間で25,000wordsほど。
英語長文、京大英文解釈のテキストから気に入ったものを10本、各50-60回の音読を推奨なさっている。
600,000wordsで英語のインプットは完了し、全統偏差値は85を突破、英作文の勉強をしなくてもスラスラ書けるようになるらしい。毎年京都校ではこれを実践し、超人化する生徒がいる。


河合塾における英作文の神。長年、京都校の医進クラスや国公立大文系クラスで英語表現Tを担当していたが、2020年度をもって担当を降りた。2021年度は京都校の東大クラスと医進クラスで自由英作文のゼミを完成シリーズ以降不定期で担当されていた。
大阪校では英作の授業を持たないので知名度は低いが、中村素和先生、川口先生といった英作文の授業が上手いとされている講師を圧倒的に上回るクオリティーの高さの授業をなさる。その内容は大学生でも得るものがあるほどである。
10年前くらいのネット掲示板を掘り返すと、近畿河合の英作文といえば木原史といった記載も見られる。
英語表現の授業ではプリントを使用し過去の生徒の答案を検討していく形式をとっている。またその問題に必要となる表現や、関連性の高い表現も例文と一緒に掲載されている。情報過多のプリントである。模範解答に示されるのは、「オーソドックスな王道路線」で生徒にとって理解しやすくかつ模範として最適なものである。

テキストの文法問題などについて「この文章は極めて不自然」などの講評を与えることもある。英文法・語法の授業では途中から定着度を測るテストを行う。ただし、かなり難しいので出来なくても全く気にする必要はない。
しかし、やはり解けるレベルの定着力はほしいところ。(師曰く、基本ができれば全統記述の偏差値75を超える。)


以上の授業は、京都大学に合格した人達でさえ、木原先生の授業は難解だといっていた。
また、刀禰泰史先生をして
 「木原さんは天才だから」
 「あの人の授業難しいでしょ~?」
 「僕の授業の疑問を、あの人にはきかないでくれよ!」
 「俺、あの人が何言ってるかサッパリ分かんない笑」と言わしめた。
筆者が某N先生に自由英作の添削をお願いし、担当講師は木原先生だと伝えたところ、暫く絶句され、絶賛されていた。曰く、
 「木原先生は賢すぎるから、俺の添削をあの人にみせないでくれよ!」
河合塾英語科の統一見解と異なることをおっしゃることが多々あり、他の講師からも異端と思われている。実際、他の先生は模範解答として挙げるものを木原先生は間違いとしてプリントで紹介していることもある。木原先生の意見は、学問レベルと実務レベルの両方を取り入れているので、実は正しい。
先生の頭のよさと授業レベルが受験生の能力を超えてしまっているので、(特に近年は)合わない生徒もいると思うが、高い視点から入試を見下ろせ、英語をさらに学びたいと思えるような魅力溢れる授業である。気概をもってついていこう。その努力が、きっと実りあるものに昇華されるはずである。

若干サイコパス気質が見られるのは秘密。帰らぬ犬となった(半笑い)や、車に轢かれてもいいような人もいますが(半笑い)など、文脈無しでは驚く発言もある。

過去には「本格論述英語研究ゼミ」「英作文教室」というトップレベル生をも泣かせる単科ゼミを担当していた。以前は京大英作文や京大英語も季節講習で担当していたが、最近は、後進に道を譲られている。
上本町校のハイレベル英作文添削ゼミは毎年(2021年度現在)木原先生が担当している。2022年度は法山先生が担当、2021年度が木原先生がこの講座を担当する最後の年度だったのかもしれない。この講座は、現在は京都大学にも出さなくなったような難解な和文英訳問題を二題扱う。丁寧な添削とフォローアップがあり、トップレベルの点における反省ポイントがわかる。高いレベルでの理解である。但し、京大も昔帰りしているので、この講座のレベルが必要になる日がまた来るかもしれない。いや、来るだろう。

2004年度の高2対象に開講された講座であるハイレベル超長文読解の担当者は木原先生だった。ここ数年は京都校の東大英語を担当し、京都に一流講師がいる駿台と張り合いつつ、東大シフトになっていっている洛星・堀川・洛南の生徒を東大に導いている。東大合格者層の中でも、トップの生徒たちは彼の名を恩師としてあげる。2020年度より京都校の東大シフトは木下先生に半分は譲ったが、ライティングとリスニングは木原先生が依然として担当である。2022年度現在、夏期講習の東大英語2(ライティングとリスニング)も木下先生が担当となっている。京都校の東大英語も全て木下先生に譲ったのかもしれない。

季節講習の木原先生の英作文をとると、他の先生の英作文の授業を受けたくなくなる可能性があるほど充実している。冬期講習の「自由英作文」は河合塾内だけではなく、鉄録や駿台の超トップレベル層の学生も受けに来る。駿台からの東大京大医系レベル「留学生」が受けに来ている。2016~2021年度は毎年京都校で締め切りを出しているので、受講を希望する場合は早めに申込することをおすすめする。2022年度は担当しないようである。
大阪校では2018年度に夏期講習のテーマ英作文(発展)の担当があった。
2021年度の夏期講習は大阪校で、発展文法の講座がある。発展英作文が中村師である。どういうことか。

 先生が大学に引き抜かれてからは、少しずつ上記の担当授業も減ってきているので注意。年々、英作文の担当が減ってたり、講習の英作文の担当も減っていることから、一部の木原教の信者から心配する声が広がっている。このまま木原先生が引退となると、超トップの生徒たちの英作文の指導は誰がするのか?という不安があちらこちらでフツフツと湧いてきそうである。

青写真の事をblue print と言う。日本語の会話で発されるので理解するのに数秒かかる。

電車のドア付近の持ち手のところに留まって乗り降りを妨げる輩(先生は門番と呼んでいる)があまりにも嫌いで、最近十三駅で「門番、下がれ」と言い放ったらしい。

スターバックスコーヒーのヘビーユーザーであり、1日に2度は訪れるという。注文の際には日本語ではなく、あえて英語で注文して店員さんを困らせている。四条駅付近にあるスタバは3ヶ国語まで通じたらしく他の(日本国内の)店舗でそのようなところは見たことがないと満足げであった。

2018年度は、毎日OAKLEYのシャツにスウェット生地のズボンとクロックスという格好だった。2019年度はUNDER ARMORのシャツにチノパンのようなズボン、クロックスであった。赤いメガネを掛けていたり、掛けていなかったり。マーク・ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズの様な天才の如く、毎日同じ服を着ている。が、師によると、「チョークの粉で汚れる為、服装は丸洗い出来るものを着ています。もちろん、スーツは持ってますよ。」とのこと。読解のアインシュタインの話の講ではユニークな服を着てくる。どんな服かはその目で確かめてほしい。

  • 最終更新:2023-11-29 11:09:20

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