藤田貴志

京大理学部を中退後、同大学院の修士課程に入学(飛び級)。その後、博士課程に入学、博士認定を受けた後、大学院を中退。専門は偏微分方程式の逆問題の研究。滋賀県出身。彦根東高校卒業。京大在学中はかの吉田寮に住んでおられた。アメフト部にも所属していた。数学科の小川先生の後輩だとか。
浪人経験あり。スペインに住んでいたことがあるとかないとかなど。

担当はセンターレベルから東大理類数学までとかなり幅広い。授業は基本中心(基本≠簡単)とはいえ、発展事項もカバーしており、その基本は学校で教えられるものとは違う視点のものもあり、戸惑う者もいる。問題を解く際の方針の立て方に重点を置いている。問題から読み取り方やそこから得られる情報の捉え方を指導してくれるため、難しい問題に直面したときにどのように対応するかという指針を立てる力が身につき、分からない問題にぶつかったときにも、すぐに諦めない忍耐も得られる。難関大理系学部や国公立大医学部を受験するなら、藤田先生の授業は是非受けたい。文系は他を飛躍する力がつく。その他、基本を終えた後、きちんとした理論に基づいたテクニックも教えることがある。

熱血なところと、純粋なところの両面が垣間見える。また論述に関して要求するレベルが高い。
センター数学の授業でもかなり上手である。普段の授業と同様に、記述答案のような解答を律儀に書く講師とは違い、藤田先生は「センターでは、途中過程(書き方、解き方)は採点されない。だから、センター対策の授業では記述答案の紹介は非効率で、実際の問題用紙にどういうメモをしているかを紹介する必要がある。」という考えの下、本人がメモを書き入れた問題用紙(受験生藤田くんのメモ)のコピーを生徒に配っている。もちろん方針の立て方は説明している。

子供っぽい時がある。北斗の拳や、ドラゴンボールを使った例を挙げる。
好きな数字は53であり、本人曰くフリーザ様の戦闘力だからだそう。5月31日に生徒の人数が「53」人と、53尽くしだった時の授業は超ハイテンションであった。
数学科講師の山本敏典先生と仲がよく、授業も似かよった点が見られる。
部分分数分解をBBB、パラメーターをキューピッドと呼ぶとか。過去の記憶を思い出す際にaccording my memory…という。
また最近考え出したというのが、解と係数の関係をKKKということらしい。

文字が汚いのを、結構気にしている。川口理志先生や中村素和先生の文字を見ると少し安心するらしい。しかしながら気にするほど汚くはなく、十分判読可能。
数学力を高めよう!Produced by 藤田貴志という自身のホームページがあり、そこでは、基礎シリーズのテキスト問題のヒント(藤田先生の担当講座のみ)や計算・暗算トレーニングの問題、学習アドバイス、様々なお知らせなどが載っている。非常に役に立つ!完成シリーズになると志望校・学部によって解けなければいけない問題や捨て問を判断できるように、テキストの問題レベルを5段階で評価している(こちらも藤田先生の担当講座のみ)。ページによっては閲覧にパスワードが必要なものがあるので、先生に直接聞きに行くか授業で教えてもらわなければならない。
完成シリーズの第7,8講のあたりで、テキストが本格的に総合演習に入ると、藤田先生の担当の授業では完成シリーズからビクトリーシリーズに呼び名が変わる。ビクトリーシリーズからは毎回が入試本番だと思って取り組むことを推奨している。

このページの存在には2016年11月頃に気づいたらしく、本人いわく「じゃんじゃん書いてほしい」とのこと。

また、同じ数学科の涌谷先生とは仲がいいらしく、授業中に時折涌谷先生のモノマネをしてくれるが結構クオリティーは高い。英語科の西内先生とも仲がよく、よく二人で飲みに行っているらしい。

お子さんが「悟りの境地」を開いたらしい。ぜひお話を聞いてみたいものである。

問題の解答を律儀に板書する講師が多い中、藤田先生は、その問題の解答解説や、問題の背景そのものよりも、問題から読み取れる条件の読み取りや、目的の分析、方針の立て方、出て来た解答の妥当性といったことを講義されるので、予習で出来なかった問題を通して、次にまた問題に出会った時にどう向き合ったらよいのかを考えさせられる。やったことのある問題だから解けるとか、思いつきや閃きで解けるのではなく、問われている内容や目的に応じて手段を選ぶという一連の方針の立て方を指導される。目的別に手段を何個か用意しておくというのが、難関大の入試問題を解く際に非常に役に立った。解答を律儀に丁寧に解説し板書したり、通り一遍の背景知識の解説をする他の上位担当の講師の講義が退屈でつまらなく思えてくる。背景を知っているから解けるのではなく、ちゃんとした考え方のプロセスで初見の問題が解けるように指導される。1つの問題を素材として、いろいろな見方を提示してくれる(おまけにそれらを律儀に詳しく完璧には板書しないから授業が充実している)。なかなか見ない考え方、見方も教えてくれる。生徒を当てていくので、そこも良い緊張感があって面白い。答案の書き方の指導も、書かない講師が多く、蔑ろにされがちな内容にも言及するので、上位層にも新しい発見がある。
板書が綺麗でノートが綺麗に取れる、いわゆる「分かりやすい」講義や復習がしやすいような板書求める人にはあまりオススメはしない。しかし、これはその分授業中に思考力が鍛えられることにつながり、他の講師とは違った感覚で学習に励むことができる。さらに授業を受けた後では、自宅や試験で新たに問題を解くときに一段高い視点に立つことが出来、数学への向き合い方が変わる。

  • 最終更新:2023-08-20 13:07:17

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